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ことわりをはかる

明日、自分がどうなっているかなんて、誰にもわからない。
いつものようにご飯を食べられるかどうかも、わからない。

例えば、
自分が作った料理。
これを食べてくれたお客様。

もしかしたらその人にとって、自分が作った料理が最後の晩餐になるかもしれない。

最後の晩餐って悲しいけれど、せっかく食べてもらうなら幸せな気持ちになってもらいたい。

料理人はいつでも、この心意気で料理と向き合う。

だから真剣に料理をするし、

真剣に腕を上げる努力をする。


「他が為の料理」



師からは、一から料理を教えてもらいました。

品数もたくさん、
創作のアイデアやいろんな引き出しも、
見たり聞いたり。
本当にたくさん。

真似もたくさんさせてもらいました。
おかげでいろんな料理ができるようになりましたが、


一番勉強になったのは、
「他が為の料理」というイズムの部分でした。


テクニックや、料理法も、大切にはしたいけれど、


僕が一番心に留めているのは、この心意気かもしれません。

まだまだ半ばですし、
失敗も反省もたくさーんありますが。


この心意気。
ブレずに継承したいものです。
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話は変わりますが、
昔一人で勉強も兼ねて飲み歩いていた時。

ふらっと入った焼き鳥屋さん。

なかなか流行っているお店でしたが、
後半、
次の日の準備や片付けもあったのでしょう。

スタッフの方が、冷蔵庫にしまう食材や野菜を、笑いながらキャッチボールのように投げながら受け渡ししている。
僕の目の前。

さすがにびっくり。


その投げた食材を食べるお客さんもいるわけで、

考えたら腹が立ってきて。


「おい、兄ちゃん。
食べもんで遊ぶな!」


と言って、首根っこつかんで焼き台に叩きつけて。











やりたかった気持ちを抑え(笑)

お会計をして店を出ました。




食べ物、
大切にしてほしいな。



そして、
その日の焼き鳥が

僕の最後の晩餐でなくてほんまによかった。



なんだか嫌な話を思い出してしまいましたね(笑)




真面目に真面目に。




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by konamonoyaiwao | 2017-07-28 15:23