2017年 07月 28日
ことわりをはかる
いつものようにご飯を食べられるかどうかも、わからない。
例えば、
自分が作った料理。
これを食べてくれたお客様。
もしかしたらその人にとって、自分が作った料理が最後の晩餐になるかもしれない。
最後の晩餐って悲しいけれど、せっかく食べてもらうなら幸せな気持ちになってもらいたい。
料理人はいつでも、この心意気で料理と向き合う。
だから真剣に料理をするし、
真剣に腕を上げる努力をする。
「他が為の料理」
師からは、一から料理を教えてもらいました。
品数もたくさん、
創作のアイデアやいろんな引き出しも、
見たり聞いたり。
本当にたくさん。
真似もたくさんさせてもらいました。
おかげでいろんな料理ができるようになりましたが、
一番勉強になったのは、
「他が為の料理」というイズムの部分でした。
テクニックや、料理法も、大切にはしたいけれど、
僕が一番心に留めているのは、この心意気かもしれません。
まだまだ半ばですし、
失敗も反省もたくさーんありますが。
この心意気。
ブレずに継承したいものです。
話は変わりますが、
昔一人で勉強も兼ねて飲み歩いていた時。
ふらっと入った焼き鳥屋さん。
なかなか流行っているお店でしたが、
後半、
次の日の準備や片付けもあったのでしょう。
スタッフの方が、冷蔵庫にしまう食材や野菜を、笑いながらキャッチボールのように投げながら受け渡ししている。
僕の目の前。
さすがにびっくり。
その投げた食材を食べるお客さんもいるわけで、
考えたら腹が立ってきて。
「おい、兄ちゃん。
食べもんで遊ぶな!」
と言って、首根っこつかんで焼き台に叩きつけて。
やりたかった気持ちを抑え(笑)
お会計をして店を出ました。
食べ物、
大切にしてほしいな。
そして、
その日の焼き鳥が
僕の最後の晩餐でなくてほんまによかった。
なんだか嫌な話を思い出してしまいましたね(笑)
真面目に真面目に。
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by konamonoyaiwao
| 2017-07-28 15:23